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2008年08月04日

アンテナ修理

日曜日で久しぶりの晴天無風。気温−30℃でしたが、日差しが暖かく感じられます。絶好の修理日よりです。
この前のブリザードでアンテナのブームが折れてエレメントが飛んでしまい、そのエレメントも折れていたので修理しました。
修理前
アンテナ修理

エレメントの先も折れていました。  右が代替えのエレメント
アンテナ修理

エレメント修理後
アンテナ修理

ブームの先の部分が折れたので、残ったブームの先にエレメントを取り付け。
同軸をとりはずし、ブームをずらす作業中。
アンテナ修理

作業後。元々は3エレですが、とりあえず2エレ復活。
アンテナ修理



この記事へのコメント

Webカメラ4ではエレメントが見えるような気がしたので急いでブログを見たらWARCが2エレに復活していたので安心して書き込んでいます。
復旧作業、大変お疲れ様でした。
30mなどWARCもQRVして下さい。
Posted by Tosi at 2008年08月04日 17:54

Tosiさん こんにちは
30mもがんばります。
17mもそろそろいけそうな時期なんですが、なかなかopenしません。
Posted by ペンギン49 at 2008年08月04日 22:45

こんなに、快晴に成る事も有るのですね^^(当然!!)
−30℃とは、見えません!!

アンテナは、ブリザードが何日も続けば当然折れるでしょう↓
この気温の中での作業は、大変でしたね・・・
無風が何より^^♪
では!!
Posted by にいにいぜみ・K at 2008年08月05日 07:22

にいにいぜみ・Kさん こんにちは
おっしゃるとおり、無風がなによりです。
今日は、−22℃で15mの風が吹いています。
外作業はかなり厳しい。
Posted by ペンギン49 at 2008年08月05日 14:28

僕は将来南極で観測する科学者になりたいのですが、今から準備することはなんでしょうか?
Posted by 寺とら at 2008年08月05日 15:12

寺とらさん こんにちは
南極で観測する部門はいろいろあります。
海、氷、オーロラやオゾン層などの空、空気、気象、地学、生物、その他いろいろです。
大学や研究機関の学者さんたちが、研究しています。
南極に興味をもって、その研究をするといけるかもしれません。
ちなみに私は科学者ではなく、通信機器やアンテナのメンテナンスをする仕事で来ています。
Posted by ペンギン49 at 2008年08月05日 19:10

ブリザードがアンテナの真横からかかると単純に仮定し、これにかかる単位面積あたりの質量、風圧はどのくらいなのでしょうか。雪の質量によるでしょうが、
気象、ブリザードの専門家の方などお分かりになられればと思います。
その折れるほどの風と雪は、正確にはモーメントなど複雑な計算が必要でしょうが。単純化でも相当な暴れ狂う力でしょうね。礼文や琉球でも
風と雨粒の単位面積あたり相当なものでしたから、その数倍以上かかっているのかと思っておりました。
Posted by TVH at 2008年09月01日 18:27

西堀記念館で写真を見せたら第3次越冬隊のY氏とナガラのT氏の話ではブームが切断したのは金属疲労に依るものではないだろうかとのこと。
切り口が、どんな状況だったか興味あるところですね。
切断口の詳細が分かる写真が改良の決め手になるかも知れませんね。
T氏の話では、次回オーダーが有れば南極仕様に改良しなければならないと仰っていました。
Posted by Tosi at 2008年09月01日 20:23

TVHさん Tosiさん コメントありがとうございます。
Tosiさんのおっしゃるとおり、金属疲労の可能性が大です。
風圧よりも、風で長期間振動してどこか特定の場所に疲労が集中するようです。
アンテナやブームの長さ、ブームをポールに固定する位置等ちょっと変わるだけでも、かかる力が違うそうです。
warcのアンテナは、ブームが短くなり2エレになってから安定しています。
観測系のアンテナは大きいものも多いのですが、昔からデーターを蓄積し、改良して、現在に至っているようです。
アマチュア用は既成品なのでしかたありません。
Posted by ペンギン49 at 2008年09月01日 21:29
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